日比谷図書館で開催中の、名取要之助の写真とデザイン
報道写真?あまり興味ないなあ・・と思いつつ観たところ
大変ユニークなお方と分かりました。
1930年頃にドイツ留学をして、いきなりライフに写真を投稿して採用された
ラッキーボーイ。ドイツ人の彼女もしっかり作って。
日本には、まだ報道写真の仕事の場がとっても少なかったらしく
戦争にも遭遇ししながらも、精力的に日本中を飛び回り写真を撮り続けた
パワフルな写真家。木村伊兵衛や、土門拳などの先輩。
写真を撮るだけではなく、プロデューサーとしてグラフィックデザインも。
今でいうディレクターという立場だったのでしょうか・・名取学校と呼ばれたそう。
昔のモノクロ写真の力強さを感じましたが
それ以上に、デザインセンスとディレクションの力に見入りました。
1940年ごろの日本は、まだまだ貧しく紙もインクも配給制だったよう
そんな時代にデザインを考え抜いていた!というだけでも凄いこと。
モダンで、ユーモアもあって、力のあるデザインです。
パソコンの無い時代のグラフィックを是非見に行ってください!
お勧めですよ。6月26日迄です!
アールデコの感覚も取り入れた雑誌の表紙 |
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