2日目の鎌倉
昨日に続いての鎌倉吟行の話です。
さて、梅雨の晴れ間を縫ってのボートと打って変わり
2日目は紫陽花見物をしながら
句作をしましょう・・ということで
王道の、北鎌倉の明月院へ。
思ったほど、きれいでもなく・・・
さすがの、先生の句
[ 紫陽花の修行半ばの赤い色 ]
こういう、言い換えがなかなか出来ないのですよ・・・!
傘の花のほうが、多いくらいです。でも、山を背景に
木々は様々な輝きを見せています。可愛い地蔵があったので1句
[ 微笑みて紫陽花抱へ花地蔵 ]
そして東慶時へ。ここは、昔は駆け込み寺といわれた処
入場料100円という格安のわりに
花の寺 ともいわれる程、美しい庭と木の花・菖蒲・紫陽花・岩たばこ‥
盛りだくさんで、句の季語になる要素満載の場所
ここで、2句
[ 清らかに山を従へ やまぼふし ]
やまぼうしの白い木の花が、美しかったのです。
そして、駆け込み寺ということで
[ いわたばこ駆け込み寺にしがみつき ]
岩にたくさんの,岩たばこの花が紫色に咲いていました。
この寺に1歩でも足を入れれば、男から逃げられたらしい・・
そりゃあ、岩にでもしがみつくでしょう?ということで・・・
最後夕方ぎりぎりにカフェで句作
[ 梅雨湿り句帳やはやは書きとめる ]
ノートも湿って書きにくいのですよ・・・
このように丸2日間、頭をフル回転させながら歩くという
初めての経験でしたが、マラソンを走り終わったかのような
充実感でいっぱいでした。
何かに一生懸命とりかかるっていうのは、大事なんだな~
そして、苦労は楽しさに繋がるのです。
高浜虚子の墓にもお参りをしたし、少しはこれから
上達出来るかな?
俳句!良いですね。
返信削除大学でサンアドの方にキャッチコピーを作る特訓として、「日々、俳句を読みなさい」と言われていたのを思い出しました。
様々な言い方があったり、同じテーマでも着目点、表現方法は十人十色。
読む度に発見があり面白いですよね。